ルネサンスの始まり。
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ルネサンス*･･･フランス語で「再生''」の意味。
世界史では「文芸復興*」の意味だよ。
14世紀のヨーロッパでは⋯十字軍ではイスラムに負ける、百年戦争で死にまくる、ペストで死にまくる、キリスト教会は分裂、と、不幸な出来事が多かったね。
国民はキリスト教に不信感が高まるよ。
「俺たちは救われるために祈ってるのに⋯」
あれ⋯？
これってもう神とか居ないじゃん！って国民は思うようになるよ。
そして国民はある光景を思い出すよ。
それは古代ギリシアの世界。
まだキリスト教が生まれてなかったこの時代。人々は「神」に囚われることなく自由な文化や生活をしていたよ。
14世紀のヨーロッパの人たちは
「あの頃(ギリシア)に戻りたいなぁ」
って思うよ。
そして新しい考え方が生まれるよ。それが
意味は字のまんま。中世の神様万歳の神中心の世界観から抜け出して、人間らしくしましょうよ、の精神運動のこと。文化で言うなら、キリスト教のために絵を描くんじゃなくて、それぞれの持ってる「個性」を大事にしましょうよってこと。
そして、この「人文主義*(ヒューマニズム)」は「イタリア*」で始まるよ。そう、つまりルネサンスはイタリアが中心の出来事だよ。
じゃあ何故イタリアで始まったのか？
理由は4つ
①地中海貿易で自由都市が発展したから。
②お隣さんのビザンツ帝国が滅亡し、古典学者がイタリアに亡命に来る。
③イタリアは古代ローマの伝統がある。
④文芸保護者「パトロン*」が出現したから。
④について解説するよ。文芸保護者「パトロン」とは？
それはスポンサーのこと。ルネサンス時代の芸術家達にお金を出してあげて、創作活動を助けてあげる人のこと。
もしそれでその画家が売れれば、お金出してたパトロンも有名になれるよね。
有名なパトロンを紹介するよ。
メディチ家とは由緒正しき銀行家の家柄。
お金がいっぱいあるから保護しまくるよ。
②ローマ教皇の、👑ユリウス2世、そして「👑レオ10世*」
レオ10世はルターの宗教改革で最近やったね。免罪符を売って荒稼ぎをしてた教皇だったよね。
レオ10世さん
しかし、ここで②に対して疑問に思って欲しい。さっき、ルネサンスは神中心の世界から抜け出して「個性」を求める「人文主義*」の精神って話をしたよね。
②を見てほしい。ローマ教皇って書いてあるね。ローマ教皇はカトリックのボス。キリスト教の人達がルネサンス時代の芸術家を支援するのはおかしいよね。
そう、ここがポイント。
イタリアのルネサンスには限界があるの。
神中心の世界から抜け出したい！そうは言っても、お金を出してくれるのは👑レオ10世とか、教会の人だよね。
つまり、真っ向からキリスト教を否定するような作品を創ることは出来なかったんだよ。そんなことしたらお金をくれなくなっちゃうよね。
また、イタリアには教皇のお家があるよ。そんな国で派手にやることは出来ないよね。
それを踏まえてルネサンスの芸術家達を覚えていこう！
おわり
